動物園吟行

日曜日、「藍生山口」の吟行。山口2名、広島2名の計4名で徳山動物園へ。

銀杏の新緑が眩しく、花が沢山散っている。

オブジェの隙間に草が。複数の目があるとこんなことにも気づく。

動物園吟行は、広島のメンバーがマレーグマのツヨシを見たいと数年前から言っていてやっと実現したもの。(注:ツヨシは頭を抱えるポーズで人気者となったクマ)

しかし、もうご高齢のツヨシは今ではポーズはとらなくなり、寝て過ごすことが多いとのことで、この日も岩の上で寝ていた。

 うららかやペンギンの尾に波生まれ  久子

藤の花が満開!と近づいたら妙な鳴き声が。

  ううんううんうううんううううううん

鳴いているのは大きなケヅメリクガメ。「亀鳴く」という季語では、亀は実際には鳴かないとなっているが、鳴いてるじゃないか。

鳥を身近で見ることの出来る施設が新しく建っていた。

コジュケイ


こっちはワラビー(尻尾を体の下に敷いている)

三匹(三羽)一組というのがブームらしい。

飼育員のお姉さんに付きまとう雉

「桃太郎みたいですね」と誰かが言うと、お姉さん

「違うんです。テリトリーを主張して威嚇しているんです」

それから30分くらいいたが執拗にお姉さんの長靴を突つく。(嘴の先がすり減っているとか)

「メスに頑張っているところを見せているんです」とお姉さん。

当の雌たち(第一婦人も第二婦人も)は全く見ておらず、外に出たくて出入口のところをずっとうろうろ。


100円バスで駅に戻り、商店街の喫茶店で昼食のあと、駅のフリースペースのテーブルで句会。

第一句会を終えて寒さに我慢できなくなり室内へ。先月オープンした駅ナカの市立図書館とツタヤとスタバが一緒になった施設は大賑わい。

図書館の交流室という小さな部屋が一時間200円で借りられた。ラッキー。

第二句会は一人一題出しての題詠。

「コーヒー」「黙」「周」「木の芽」

苦し紛れに思いもよらぬ句が出来、心地よい疲労感とともに散会。


杉山久子ののほほんブログ  ~小鳥来るるる日記~

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