先日月曜日に放送された「森村誠一サスペンスおくのほそみち迷宮紀行」に句友のローゼン千津が出演。いつ出るのかな~と思っていると、スタートと同時に出ててびっくり。
句会の場面で披講(俳句を読み上げる)を担当している。綺麗な声で、制作側の注文にもしっかり応えつつでお見事。(昔から声が可愛い声だった)
そして朗善(俳号)が句を読み上げると同時に、場面は殺人現場。
ちなみに作中の俳句は(被害者が遺した事件の手がかりとなる句も含めて)夏井いつき&ローゼン千津&美杉しげりの作らしい。
個人的に、去年訪れたばかりの記憶にも新しい平泉の風景が出て来たりして懐かしい。
突っ込みどころも色々あり。
ちり紙の花で縁取り、今どきのパーティーでもあり?
夜食が来て大喜びしていたのに、事件の話でくらっとなり「ちょっと夜風にあたってきます」と出ていく松下由樹。手つかずの夜食が取り残されて気になって仕方ない。せめておにぎり一つ頬張りながら行ってほしかった。
終盤になって「連続殺人だ」と宣言。関係者ばかり殺されてるんだからそれは判ってましたよ。
犯人と知っているのに呼び出されて武器も持たず一人でのこのこ人目のつかぬ所へ出かけて行って……殺される。定石通りだけど…もうちょっと用心しろよ。
さて、梅雀は過去の失敗から捜査には客観性だけが必要と言う。
一方ほとんど主観だけを頼りに突っ走るタイプの松下由樹。
松下由樹いはく「主観的に母親の気持ちになったら真相を究明できたかもしれませんよ。お互いがお互いを庇い合う。人はそういう時に嘘をつくんです」
両方合わせて事件を解決、みたいな?
芭蕉像の奥、主観派と客観派が歩いていく。
これって俳句のこと言ってるのかな。
主観と客観を絶妙に組み合わせればなるほどな句が出来るだろうし。
久々に観た二時間サスペンス。色々な意味で楽しめた。
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